ハープ奏者 福本しのぶ - JOURNAL - 2006 -

last updated : 2016-01-21

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12月31日

いよいよ

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今年もわずかとなりましたね。

パリの年末は、友人宅に呼ばれたり、普段会えない方とのディナーで一年の報告をしたり、一年分のカロリーをここで追加。
外は寒いけれど、家の中は丸焼きチキンを前に暖かく過ごしています。

フランスでは、クリスマスを家族と。年越しを友人と大騒ぎというのが多く、私はまだ一度も行った事はないのですが、パリでは凱旋門の前でシャンパン持ってカウントダウンする人が多いのです。この日だけは、誰とでもキスができるのですよ!


ともあれ、日本は後2時間。パリは10時間後には今年も幕を閉じます。

私はもう少し、2006年を満喫しますね。


12月25日

Joyeux Noel!!

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メリー・クリスマス!!

サンタさんは来ましたか?

私は友人達を呼びクリスマス・ディナー。
生牡蠣、鴨とフォアグラ、そしてクリスマスケーキを準備。
もちろん、プレゼントも用意。
一人一人の顔を浮かべながらプレゼントを探すのは、楽しくて、帰り道、一人ニコニコの笑顔で歩いていました。

心安らかに賛美歌を聴きながら、皆でこの一年を振り返り、やって来る年に期待し。

私がサンタさんにもらったのは、皆様と音楽を分け合う数々のコンサートの日。
ありがとうサンタさん!


12月24日

クリスマス・カウントダウン 2

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雪が降りそうな雰囲気のパリより。
今日はサンタさんのまわりに集まって来たイルミネーション達を紹介。

カフェの入り口の白い木や、小さな通りに輝くツリー。私が住む街のメインストリートそして、しっとり感が引き立つヴァンドーム広場のイルミネーション。

パリには街角中にこうしてクリスマスを祝い、寒く暗くなった街を明るくしてくれています。スーパーの店員さんや浮浪者でさえサンタ帽をかぶり、クリスマスの奇蹟を待っているかの様。

そっと耳を澄ませば、チャリンチャリンと鈴の音が聴こえてきますよ。もうそこまでサンタさんは来ているのだから!


12月23日

クリスマス・カウントダウン 2

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 トナカイ達は家の前で待機中。 
 ここには暖炉がないから、そっと窓から入るんだ。 
 シーッ、まだ2日あるから静かにね。

我が家の前にある、老人ホームに入ろうとしているサンタさんを発見!
いくつになろうと、プレゼントもらったりあげたりするのは嬉しいもの。何処の国だろうと、クリスマスってプレゼント交換して、家族や友人で集まって笑顔と笑い声が耐えない。こんな風に、毎日が幸せで平和であれば良いのに。

今日からおりこうさんでいよう。サンタさんは、すぐそこまで来ているよ!


12月22日

クリスマス・カウントダウン 3

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パリのクリスマス・イルミネーションと言えば、そう、ここ。

凱旋門とコンコルド広場を結ぶ、シャンゼリゼ通り。

フランス人でさえ、カメラを持ってやってくるし、世界中の言葉が飛び交っているが、きっと皆、美しさに魅了されているに違いない。

そう、ここに来ると、この1年にあった辛かった事、嬉しかった事、色々と思い出し、ノスタルジーに包まれながら、そっと涙を拭う。
寒くても寂しくてみ、ここに来ると暖かい光に包まれて、思わず笑みがこぼれる。

今年も残すところ後10日。
2006年を振り返り始めながら、しっかりと前を向いて進もう。
そして、「命」を忘れずに。


12月21日

クリスマス・カウントダウン 4

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カウントダウン4日目はサントノレ通りのイルミネーションを紹介!

この通りもエルメスやらグッチなどのビッグ・ブランド店が並ぶが、流行のセレクトショッもあったり、日本にも進出したチョコレート店などもあり、いわゆる"買い物街道"。

ここもこの数年、このイルミネーション。
毎年派手にイルミネーションが並ぶパリですが、時代なのでしょうか。省エネではないけれど、ここ数年、同じイルミネーションを使用し経費削減をしているように思います。

でもね、クリスマスから年末にかけてのイルミネーションは、子供も大人も楽しめて、去り行く年と、やってくる新しい年を笑顔で迎えられるんですよ!


12月20日

クリスマス・カウントダウン 5

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今日のイルミネーションは、モンテーニュ通り。

この通りは、ChanelやらDior、Gucci、Prada、Louis Vuitton...など高級ブランド店が並ぶ、パリの中でも由緒高い通りでもあります。
しかし1790年頃は、泥棒や浮浪者が多く住んでいた通り。
現在Diorのジュエリー店になっている場所は、かつてナポレオン3世とその愛人が住んでいたホテル。
1857年の4月、明け方3時頃にナポレオン3世が暗殺されそうになった場所でもあるんですって!

いつもは派手にブランド品と調和しているイルミネーションですが、今年はしっとり感が感じられます。

でもこの時期のこの通りは、リムジンが停まっていたり、通りを行交う人は派手派手!
ちらっと見えるエッフェル塔は、冷静にその姿を見ているかの様に遠くから見下ろしています。


12月19日

クリスマス・カウントダウン 6

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さて今日は、毎年恒例、パリでも有名デパートのイルミネーションを紹介!

実は、建物のイルミネーションは、ここ数年変化はないのですが、ショーウィンドーは人形達やおもちゃが動いたり、子供も大人も楽しめるからくりで、どんなに込んでいても必ず見に行っちゃいます。
パリの主流デパートが2つが並んでるこの通りは、この時期になると、イルミネーションを見に来る車で大渋滞によるクラクションの嵐。プレゼントをいっぱい抱えてあちらこちらから出て来る人、お母さんにおもちゃをおねだりしながら泣きじゃくる子供。
パリの中でも一番クリスマスを実感する場所。

小さい時、動いてるぬいぐるみを見て、"この時期だけサンタさんが魔法をかけてるんだ"なんて思ってたな〜


12月18日

クリスマス・カウントダウン 7

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クリスマスまで残る所1週間。
パリの街はプレゼントを探す人で賑わい、イルミネーションも合唱し始めています。

せっかくなのでイルミネーションを紹介!
ということで、まずは我が家の前にある公園のツリーから。

写真家、ロベール・ドワノーが晩年、住んでいた事から、「ロベール・ドワノー小公園」と名付けられた小さな公園のツリーは、毎年、寂しいながらも真ん中に大きくそびえ立ち、夕方になると明かりを灯してくれます。
ちなみに後ろに見える建物が我が家です。


12月09日

郵便屋さんからの届きもの

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寒くもなりましたが、パリの街もクリスマス・イルミネーションで賑やかになりました。

毎年年末近くなると、フランスでは住んでいる地区の消防署や郵便屋さんが年末の挨拶とともに翌年のカレンダーを持って来る。そして、今年も郵便屋さんがやってきた。

色んな色と写真のカレンダーの中から、今年は可愛らしい子供の写真を選び、ちょっと早いクリスマスプレゼントをもらった。

いつも重そうな鞄を持って、黄色い自転車に乗って来る郵便やさん。
毎日とびっきりの笑顔で、手紙を届けてくれてありがとう。


11月25日

パリ便り

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パリもすっかり冬になりました。

冬時間にもなり夕方5時くらいから暗くなり、太陽が恋しくなるし、寒くもなったけれど、澄みきった空気が奇麗な空を届けてくれています。あちらこちらではクリスマスの飾り付けの準備も始まり、今年も終わりに近くなったなと感じるこの頃です。

12月に予定していたクラリネットとのコンサートは残念ながら持ち越しとなってしまったのですが、来週に控えてるコンサート2つを終え、今年は終わり。来年の準備に入りたいと思っています。

皆さん如何お過ごしでしょうか?


11月01日

ゆっくりと

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パリに帰って来て1週間が経ちました。

毎日練習!...と思いきや、4ヶ月分のホコリの掃除や手紙の整理でアッと言う間に過ぎてしまいました。しかも、時差と冬時間になったダブルパンチで寝るは寝るは(笑)
「寝る子は育つ」と、昔よく言われたものですが、これじゃあ育ち過ぎでしょう!というくらい寝てしまいました。
まぁでも初のコンサート・ツアーで張りつめた緊張感は、瞬く間になくなりました(笑)

しばらくは車も使えないので、久しぶりにのんびりとバスに乗ったり、ゆっくりとパリの街並を見ながら秋空を満喫しています。


10月26日

久しぶりに...

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気が付いたら1ヶ月近く更新してませんでしたね...

コンサート・ツアーも終わり、オーケストラのお仕事も終わり、来年のコンサート企画をしながら、4ヶ月振りにパリに帰ってきました。
今回の日本は地方公演が多く、本当に色んな経験をさせて頂き、つくづく日々勉強だな〜と思うこの頃。この成果を是非東京で!と思っていますので、首都圏の方、楽しみにしていて下さい!
その間にパリで、来月には先生方とのアンサンブルコンサート。12月にもクラリネットとのデュオ・コンサートが待ってます。練習しなきゃ...
ふと昔の日記の写真を見ていたら気が付いたのですが、飛行機の写真は翼と一緒が多いな〜と。もちろん無意識ですが...というのか、毎回翼辺りに座っていると言う事ですね。
今頃気づくなんて(笑)


09月27日

「パリの調べ」ツアー終了!

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高知2公演、岡山、名古屋とフルート・ハープのコンサートツアー「パリの調べ」を終え、14日振りに東京へと帰ってきました。
とにかくどの土地でも歓迎され、本当に、どう感謝の気持ちをお伝えしたらよいのかわからない程です。沢山の励ましのお言葉を頂いたり、「感激して泣いてしまいました」なんてお言葉はやはり嬉しいですね。

まだまだこれからも人の奥底に届く音楽を目指し奏でていきたいので、どうぞよろしくお願い致します!

走行距離2581.4km。ハープを積んでの演奏旅行はこれにて終了。ありがとうございました!!
(photo : 旅の途中で立寄った河口湖からの富士山)


09月20日

高知公演終了

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9月18日、「パリの調べ」の幕開けとなった高知でのコンサートが無事終りました。
台風の接近が気になっていたのですが、朝には夏に戻ったかの様な晴天で、さすが高知パワー(笑)高知出身の若手ピアニスト、西岡真理さんをゲストに迎え、アットホームなコンサートに仕上がったかと思います。
19日には高知パレスホテルでのディナーショー。1時間のコンサートの後に皆さんでお食事。2日レン俗でコンサートに来られた方々がいたので、急遽プログラムを変更したり、編曲したりしましたが、これまたアットホームな音楽の一時をお届けする事が出来たのではないかと思っております。
高知パワーに圧倒されつつ、楽しく充実した日々を送る事が出来ました。

感謝の気持ちを込めて...ありがとうございました!


08月28日

酒田市美術館

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山形県酒田市での美術館コンサートを終え東京へと帰ってきました。
伊東昭義さんの海中写真に囲まれてのコンサートは、ハープという楽器の珍しさでしょうか。大勢の方に来て頂き、本当感謝です。

凄く響きの良い空間だったので、正直ちょっと怖い...なんて思っていましたが、弾いていてとても気持ちが良く、かえってその響きが音を包んでくれた様に思います。そして、アンコールで弾いた「花」の時に聴こえて来た歌。嬉しかったですね〜感動でした!

楽器を車に積み、走る事8時間。行きは日本海側を通り、穏やかで広い海を眺めながら酒田入り。帰りはナビの言う通りに内陸を通って6時間半で帰宅。
2日間で、1都7県、走行距離1024.2キロ、そして計りきれない感謝。
また一つ心に残るコンサートができました。
ありがとうございました!


08月24日

ハゲタカ

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軽井沢から帰って来て、東京の暑さに慣れるため、リハビリが必要な生活を送っているこの頃です。
今週末は初体験。山形の酒田へと行くのですが、「海鮮市場」が良いよ!との情報をもらい、まずは食い気に走ったり(笑)

それより、1ヶ月程前に精密検査のため帰って来た父が、日本では仕事 場がないため毎日をテレビ見て過ごしていたのですが、甲子園も終ってしまって、やる事もなくなりストレスが溜まったのか、普段やったこともない庭いじりを。
「せっかくの彫刻が見えないから」と灯台躑躅(どうだんつつじ)を切り始めたのは良いが、気が付いたらハゲタカ状態(笑)「いや〜空間が...」なんて言い始め、暑い中たまには身体を動かす事も良いだろうと、家の中では大爆笑している母と私を横目に一生懸命チョキチョキやってます。


08月19日

弦の奏で

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今年で3年目を迎える、軽井沢でのギャラリーコンサートが終りました。

前日の夕方に公開練習をし、迎えた本番は晴天に守られ、さあこれから!
「2年前に来たんです」と言って入って来られた方や、お孫さんを連れて来た方々、アットホーム的な音楽の一時を無事お送りする事ができた事を願いながら...
今回は、コントラバスとハープのデュオを、楽器の説明と共にわかりやすく説明しながらのコンサート。
曲目も、バッハをはじめ、ジブリ作品や日本の流行歌を取り入れ、ホッと一息入れて頂ける様なコンサートにしてみました。
遠くから来て頂いたお客さんも含め。画廊の前で立ち止まって頂いた皆様に感謝です。
また来年、お会い出来る事を楽しみにしています。


08月17日

音楽道

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軽井沢に来て5日。
ニュースで東京の天気予報を横目で見ながら、涼しさを満喫しています。

どうやら楽器も、この天気に喜んでいる様で、響きが違いますね。東京だと、湿気や暑さに弱いので、ほぼ1日中ドライかクーラーの下にいる楽器くん。楽器も私も冷えきっちゃって思った音がでなく困る事も。でもここ、軽井沢では生き生きとしています。

そんな軽井沢では今、フルート奏者とコントラバス奏者が一緒に。一日中音楽を奏で、道行く人が立ち止まったり。すると隣りからトランペットが聞こえて来たり、ピアノが聞こえて来たり。

来年の軽井沢マップに"音楽道"として書いてもらおうかしら(笑)


08月13日

軽井沢便り

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いよいよ、この夏、最初のコンサートに向け、軽井沢へとやってきました。

私の中では、この夏の軽井沢コンサートが一年の始まり様な感じなんです。
観光客が多いこの季節。
画廊の外で立ち止まって聴いて行く人、ポッと聴きに入って来る著名人もいたり、子供達が初めて見る楽器を前に目をまんまるにして喜んでくれたり。コンサートが終るとすぐに声をかけてくれ、色んな感想を頂き、改めて自分の音楽と向き合える貴重なコンサート。でも何が一番かって、やはり"涼しさ"ですかね!
あと地元のとれたて野菜も格別。
クーラーと無縁な生活は身体にも良いし、普段以上に野菜も食べ、パワー注入の軽井沢です。


08月01日

8月になりましたね!

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関東も梅雨が明け、夏らしくなってきましたね。

何故か、この頃のマイブームは"洗濯"。洗濯したての香り、太陽の香りが、何とも言えない幸せな気分にさせてくれます。毎日、家中"洗濯させてくれるもの"を探しているのですが、さすがに毎日となるとネタがなくなりますね...ご近所さん回ろうかしら(笑)

でもね、楽しみにしているのは私だけではないらしく、香りを求めてやってくる蝶も。気持ちよ〜く洗濯物と花を行き来しています。私もあんな風に飛びたいな〜なんて思いつつ...

軽井沢での曲目が決まったので練習開始!今回は、珍しいコントラバスとのデュオをお届けしますが、どんなアンサンブルが出来るか楽しみです!


07月30日

「何か」

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気が付いたら7月も終わりを告げようとしています。

まだ梅雨明けしていない東京に帰って来て1ヶ月。相変わらずコンサート準備に追われながら、「何か」新しい事に挑戦したいと思いつつ、なかなか前に進まない自分に憤りを感じる毎日を過ごしています。

それが新しい曲なのか、音楽表現なのか、まだ見えぬ「何か」を探し求め、楽器とにらめっこしながら向き合っているのですが、時には楽器に背を向けられ...

もう少し時間があるので、もうちょっとだけ彷徨ってみます。


07月10日

感動をありがとう

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ワールドカップも終りましたね。

この1ヶ月、ハラハラドキドキさせてくれた、各国の選手。時には涙をももたらしてくれ、気持ち良い感動を与えてくれました。

そんな中、まさか決勝まで来られるとは思っていなかったフランス代表。そして、まさかのジダンのレッドカード。
世界中の人が見ている場(イタリアでは何と視聴率91%!)でのジダンの行為も悪い事だけれど、言葉の暴力はもっと悪い事。ヨーロッパに住んでいると、見知らぬ人からの言葉の暴力を受ける気がします。
それは多くの人種が入り混ざっているからなのか、文化の違いなのか...でも確実に人の心を傷つけ、さらに憎しみを生み出す行為だと。本当、色々と考えさせられます。
でも、ジダンには、本当に「おつかれさま」と「ありがとう」を伝えたいです。


07月01日

ベスト4入り決定!

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パリは相変わらず暑い毎日が続いています。

本日は、夏のコンサート・チラシ用の写真撮影に。パリと言えば、やはりエッフェル塔でしょう!という事で、エッフェル塔が奇麗に見えるスポットへ。車も電車も行き来する橋の上だったので、かなり恥ずかしかったのですが...
丁度、サッカーのポルトガルVSイングランドが終った頃にさしかかり、声援を送り送られの楽しい撮影になりました。
そして、夜ももちろん、サッカー。フランス戦を見る為にカフェへ。ギャルソンもお客も、通りすがりの人も浮浪者も、一つになって大フィーバー。いやいや、ブラジルに勝っちゃいましたね〜!日本は終っちゃったけれど、是非、これからはフランスを応援してください!


06月21日

パリの夏至

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本格的な夏を告げる今日。
フランス各地では、"音楽の日"という事で、どこでも"音楽" をやって良い一日。パリでは、広場ともあれば舞台が出来て、ポップスからテクノ、クラシックまで音楽が鳴り響いている。我が家では...フルートとの合わせで、ご近所さんに練習をご披露。

そんな私の"音楽の日"デビューは、実は高校3年生の時。バカロレア(大学入試資格試験)も終わり、いつもより早く夏休みが始まった私は、友達とバンドを作り、オペラ座近辺の道ばたで日本のロックなど披露。
正直言って、とても恥ずかしかったです(笑)それでも人は集まってくれて、言葉もわからない歌詞に乗ってくれたりで、思い出深い一日となりました。
来年はハープで"音楽の日" デビューしないと(笑)


06月18日

久々にパリで

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相変わらず夏日が続いているパリです。
ワールドカップも始まり、熱気は何倍にも。やはり、フランスはサッカー好きなんだな〜なんて思うこの頃。日本にも頑張って欲しいと思って見ているけれど、何だか悔しい気持ちばかりです。

私的音楽ニュースと言えば、久しぶりにパリでコンサートする事になりました。11月の話しですが。
エコール・ノルマルで教えている先生方で、もちろん、ソロでも活躍している人達、フルートのMihi KIM、ヴィオラのPierre-Henri XUEREBと、ハープのFrancis PIERREと、ハープ・デュオと4人での室内楽のプログラム。
何だか嬉しい様な恥ずかしい様な。プレッシャーの方が大きいですが...こうやってまた一つ、貴重な音楽経験が出来る事に笑顔な毎日です。


06月09日

すっかり

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ご無沙汰です。
そして、パリは夏に突入しました。何と明日は30度!!

突然、父が盲腸で入院して1週間。結局は腹膜炎で、術後をしっかりしなくてはという感じで退院。麻酔やらモルフィネで幻覚を見た父ですが、思ったより元気で、一安心。しかし70歳過ぎて盲腸...(笑)

そんなこんなで、楽器を触る時間はちょっと減ってしまったけれど、こういう時はイメージ・トレーニングという事で、あの曲の次はこの曲だ...あの曲にはこんな感情ぶつけてみよう...とか考えたり。こんな時間も必要なのかもしれませんね。今まで見えてなかった事が色々と見えて来て、嬉しいこの頃です。

写真は、病室から見えた気球。
父は幻覚の中、「ドラえもんが飛んでる!」とはしゃいでいました(笑)


05月16日

パリより

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パリに帰って来て10日が過ぎました。
パリの空は青くはないけれど、気候も良く、いよいよ "ベランダで一杯"が気持ちよい季節になりました。

思っていたより疲れが出てしまいダウン...譜面の整理や家の片付けで毎日が過ぎ、気が付いたら、夏のコンサート準備が始動。大きいコンサート2つは日程が決まり、元気が出ました。なんて単純...(笑)

この夏の目標は自分で楽器を運ぶ事。今更ながら、何で簡単に持ち運び出来ない楽器を選んでしまったのだろう...なんて思う事もしばしば。でもこの夏は、上は山形、下は岡山、高知まで行くので、いよいよ自分で運転して運ぼうかと思っている所です。運転は嫌いじゃなくて良かった。
ちょっとさぼっていた筋トレも再開し、頑張ります!


05月01日

多摩川の夕陽を見ながら

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コンサートも終わり、のんびりと温泉にでも行きたいな〜
なんて思っていたのもつかの間。唯一のんびりと散歩した多摩川の夕陽で癒されたり。

夏のコンサート準備が開始。「何か面白い事できないかな〜」なんて思いながら、色々と譜面やCDをあさっているこの頃です。

こういう時ってあれこれ考えるの大変だけれど、楽しいんですよ。この曲演奏したら、どんな顔して聴いてくれるかな?なんて思ったり、ウキウキしちゃっています。
やっぱり演奏者もお客さんも、同じ空間にいるその場所、一緒に過ごしているその瞬間(トキ)を楽しく過ごしたいですもんね。そんな演奏会を目指して頑張ります。楽しみにしていて下さいね。


04月22日

F.PIERRE日本公演終了

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名古屋の2公演を終え、本日、Francis PIERRE氏はフランスへと飛んで行きました。

のべ10日間。東京2公演と名古屋2公演。久しぶりにきちんとした"コンサート"を経験したピエール氏は、どことなく緊張していたけれど、毎回、ピエール氏らしいフランス音楽を醸し出していたと思います。本当にお疲れ様でした。 ただ、ピエール氏、いや、私にとってはピエール先生が輝いていたのは、もしかしてマスタークラスの時かも(笑)とはいえ、無事何事もなく全ての公演も終わり、先生も最後の日には念願だった"犬"を見に行く事も出来、ご満悦の様子。
私はといえば、名古屋公演で、このホームページを見てやってきたと、5年振りに会う神戸からの友人に驚き。恥ずかしいけれど嬉しいですね!
2006年4月のコンサートもこれにて終了。何処も反響が良く、来て頂いた皆様に感謝感激です。


04月15日

東京デュオ・コンサート

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フランシス・ピエールとの東京でのデュオ・コンサートが無事終りました。
目黒パーシモン、御茶ノ水YWCA開館と両公演とも大勢の人が足を運んでくれ、本当に感謝です。
今回は珍しいハープ・デュオ、その中でもオリジナルは少なく編曲したものが殆どで、「一般向け」しない選曲だったのが残念だったけれど、大学時代の友人で音楽評論家の松村謙くんに曲目解説を書いて頂いた事が曲をわかりやすくしてくれていて、言葉と音楽が上手く交わる事が出来たのではないかと思っています。
また今回、ヴィオラの安藤裕子さん、フルートの岩佐和弘さんと音楽が出来た事に誇りを。演奏会をする度に沢山の人に感謝ばかりで、お返しは音楽で表現するしかないと考えていますが、本当に本当に皆様に感謝感激です。何度も言います! ありがとうございました!!


03月26日

春の訪れ

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このところのパリは、春の近づきを感じる。空は不安定で雨も多いけれど、暖かい風が雨を包み込み、新芽が出て来た木々にそっと生命を注ぐ。家の前の公園にもやっと庭師が入り、花が植えられた。ふと見ると、ベランダにあるプランターにもちっちゃな新芽が出て来て、思わずニヤリ。

春だな〜 と。

昨日の合わせの帰り、先生の奥さんが、「今日から春よ! いつも頑張っているから、はいプレゼント!」と、くれたのがハープの写真がついたチョコレートの入った箱。感激!!!ありがとうございます!

今日から夏時間。心一新、張り切っていきます。


03月20日

このところ

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相変わらずのコンサート準備で追われ、待ってましたとばかりに、現代曲作曲家のコンサートが入り、慣れない音階と作曲家がイメージしている音探しに日々を費やしています。

音楽家も勝手だとは思っていたが、作曲家というのもとても勝手で、演奏会2週間前にやっと譜面が出来上がり、なおかつハープみたいな特殊楽器となると、イメージと音が違う事が多く、演奏に不満はないけれど満足ではない。という事で、私も現代曲嫌いではないし、ハープの可能性を広げたいと思っているので、一緒になって小細工を探したり。
このところ、いっきに仕上げなきゃいけない曲を目の前にし、ちょっと酸素不足状態だけれど、色んな音楽に包まれている心地よさがあったり。そんな中、久しぶりに夜のパリを満喫して気分爽快な今夜でした。


03月01日

ゆき

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今朝起きたら、久々の太陽とともに雪が!

真っ白になった家の前の公園はとても奇麗で、朝早かったせいもあるけれど、雪が積もった時の静けさって溜息が出る程、何もかもが美しい。

このところ毎日どんよりしていて気持ちも晴れなかったけれど、寒くはなったものの、太陽が気持ち良い。一日中、空が見える我が家では、自然の恵みが一番癒される。

ちっちゃな幸せだけれど、私にとって大切なもの。今日も一に、笑顔で過ごせるな。


02月24日

夜中のパリ

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近頃、いや、相変わらずの引きこもり生活が続いていた毎日。ちょっと遠出というと、家から車で10分程の下町商店街だったりしたこの頃。

そんな今日、久しぶりにセーヌを渡り右岸、しかも凱旋門に面した一軒家でのワイン会へ。タイユウバンのソムリエが来ての説明と、ワインの試飲会(というか飲み会)に参加。新しい出会い沢山と、美味しいワインを4種類飲んで帰宅。
その帰り、エッフェル塔が見えるロータリーでしばしの停車。というのも、毎週金曜日に行なわれるパリ1周ローラーブレードday。先頭と最後尾に警察が先導してパリの街を20キロ走るイベントに遭遇。雨も小降りだったので、参加者も少なかったが、目の前を爽快に走る夜中のローラーブレーダ達。
そういえば、5年程前に参加したことあったな...


02月02日

久々に

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ピアノに向かう事になってしまった...

4月に先生を日本へお招きしてのコンサート企画の第二段。
名古屋でのハープ・トリオ・コンサート準備をしている中、いきなり先生が「この曲も良いね!」と出して来たのが、ラヴェルの「優雅で感傷的なワルツ」。ピアノ譜を買って来て、早速、編曲し始めた。そんな一つを「やってみなさい」と。ポップスなど弾く時は、編曲などしていたけれど...
でも何事にも始まりは必要だし、先生も一生懸命育ててくれてるんだな〜って感じるから、ちょっとばかし頑張ってみます。
とは言っても、いざ、譜面を前にしても何をどうしたら良いのか...さっぱり。
果たして完成はいつになるでしょう(笑)


02月01日

コンサート準備

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サーバーの移転などで更新が遅れてしまいました。
ごめんなさい。なかなか上手くいかないものですね...

ところで、4月にFrancis PIERRE先生をお招きして、日本でハープデュオのコンサートをする事に。もう73歳になる先生は、高齢なのに、アイリッシュ・テリアのブリーダーである奥様のため、ワンちゃんコンテスト前となると、犬達の運転手までやるのでなかなか予定がつかず。犬と先生の奥様の予定を聞いてからのスケジュール調整で、やっと4月にデュオ・コンサートを実現する事ができそう。という事で練習に入ったものの、次から次へと先生が弾きたい曲が出てきて、もう大変。本人もちょっとパニック状態だったり(笑)
いえいえ一番困ってるのは私です。消化できずに譜面の山の中、埋もれています...


01月01日

明けましておめでとうございます

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8時間遅れでパリも新年を迎えました。

新しい出会い、再会の多かった2005年
沢山感激していっぱい感動した2005年
皆様よりおおきな愛情を頂いた2005年

皆様に支えられてここまでコレな来れたのだと信じております

2006年はもっともっと音楽をお届けできるよう頑張っていきますので、

今年もどうぞよろしくお願い致します。



福本しのぶ  ハープ奏者